村上牛とは

新潟県内で育てられた黒毛和牛で格付等級A-3・B-3以上のものを
「にいがた和牛」と呼んでいます。

そのうち、新潟県村上市および関川村ならびに胎内市で飼育された、
格付等級A-4・B-4以上のものを「村上牛」と呼んでいます。

村上牛は、平成8年度・平成15年度の2回、全国肉用牛枝肉共励会で
最高位の名誉賞を受賞したすぐれた黒毛和牛です。

村上牛の評価

  • 全国規模の枝肉共励会で入賞しています。
  • 平成8年度全国肉用牛枝肉共励会 名誉賞受賞(日本一)
  • 平成15年度全国肉用牛枝肉共励会 名誉賞受賞(日本一)
  • 第2回(平成12年度)全農肉牛枝肉共励会 最優秀賞受賞
  • 第4回(平成14年度)全農肉牛枝肉共励会 最優秀賞受賞 ほか

村上牛の3つのこだわり

味のこだわり

村上牛(黒毛和牛)の特質は、黒毛和牛は、日本でもっとも多く飼われている肉用牛で、牛肉のおいしさを左右するサシ(脂肪の入り具合。霜降り)が入りやすく、多くのみなさまに親しまれています。したがってこのサシが多ければおいしく、品質も良いとされています。サシの入り具合がもっとも味わいよくなるように、えさの選択、配合、肥育環境などを研究しています。

村上牛をご提供する精肉店・飲食店も、みなさまに最高のものをお届けしています。鮮度、部位、品ぞろえ、他の素材との取り合わせ、調理方法、味付けなどに加え、さらに味わい深く召し上がっていただく空間の演出と、すべてにおいてご満足いただけるようつとめています。そして、村上牛とともにあるひとときが、みなさまにとって最高の時間となるよう、心より願っております。

生産のこだわり

  • 村上牛飼育頭数;約800頭
  • 生産者件数;20戸
  • 年間出荷頭数;約500頭
  • 村上牛認定率95%を超えています。
  • 安全安心の信頼ある認定農場の確立を目指しています。
  • 優れた肉牛を肥育している者に与えられる称号「肥育名人」、新潟県10名のうち、村上牛生産者は4名認定されています。
  • (2023年5月時点)

村上牛を育てる
地元、県内をはじめ、岩手・宮城・山形などから健康で良質な肥育素牛を厳選。良質な粗飼料(稲わら、乾牧草)と厳選した原料を使用した配合飼料を給与します。期待といたわりを込めて、一頭一頭話しかけながら、愛情をこめて育てます。その期間は約20ケ月。出荷時には、無事に育った感謝をこめて、丁寧に送り出します。愛情と時間をかけて育てた村上牛だからこそ、鮮やかな色、豊かな風味、とろけるような味わいになります。

ブランドのこだわり

「にいがた和牛・村上牛」は、以下のことに取り組み、ブランド牛として精進します。

  • 安全・安心 信頼の銘柄牛の証として、商標登録を取得しています。
  • 公益社団法人新潟県畜産協会認定の畜産安心ブランド生産農場「クリーンビーフ生産農場」に取り組んでいます。
  • 口当たりが良いとされる、不飽和脂肪酸が適度に含んだ牛肉に仕上げます。
  • 販売時に、生産者・取扱市場、個体識別番号、肉の格付などを明記した、「にいがた和牛・村上牛」産地証明書を発行しています。
  • 店頭での目印に「にいがた和牛・村上牛」シールを貼付しています。
  • 友の会会員店ではこの札を掲げ、安全安心で信頼のおける村上牛を保証しています。
◎個体識別情報検索サービスのご案内

組織について

  • 「村上牛友の会」とは、村上牛を販売・調理提供している旅館、割烹・料亭、精肉店・卸などで構成する組織です。村上牛の魅力を伝えるPR活動、おいしい村上牛のご提供をおこなっています。
  • 「JA肉牛部会」とは、村上牛を飼育している生産者の組織です。導入・肥育・出荷に関する情報共有、研修・視察等による研鑽をおこなっています。
  • 「村上牛生産協議会」とは、村上牛生産者とJA、関係機関で構成する組織です。肥育技術の研究、村上牛ブランド戦略などをおこなっています。

「村上牛友の会」「JA肉牛部会」「村上牛生産協議会」の三者が一体となり、関係機関のご協力や、皆様の心強い支援を得ながら、村上牛を盛り立てています。